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古本屋でヨーロッパ民話の本を見つけたので
買って来て読んでいるんですが, 善人と悪人がハッキリ分かれている話が多い(と思う) 日本の一般的な民話なんかと比べると 確かに物語中一番の極悪人なんかはほぼ間違いなく 作中で酷い目に合って因果応報命を落とすんですが, じゃあ幸せな結末を迎える主人公の方は善人かというとそうでもなくて, 極悪人よりマシだけど普通にクズなんじゃないかという話が割とあります。 基本ダメ人間だけど美しいお姫様を見た途端勇者に覚醒したりもします。 このケースは所謂“のび太タイプ”になるのでしょうか。 中にはドロボーが何の罰も受けることなくまんまと大金せしめる話もあります。 ちなみにその話の被害者である貴族様は少なくとも作中の描写では善良。 こういう話が作られた背景にはたぶん 当時のヨーロッパの政治情勢なんかがあるんだろうなと思いますけど, 単純な勧善懲悪構造から外れてる話が多いので妙に斬新に感じます。 なんとなくですが,殺しには厳しいけど盗みにはゆるい気がする倫理観。 しかもその盗みが別に義賊的行為でも何でもないという。 今年に入ってから 自作ゲームのシナリオ執筆作業がかなり捗っているんですが, 自分もともと製作状況をアピールする事自体少ない上 「今日はこんなシナリオ/イベントを作り終えたよ」などと言うのは ゲーム内容のネタバレにしかならんので 最近のブログの更新が少ないのはそれが原因の一つです。 |
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